学生・研修医の方へ

教育体制

研修プログラム

名古屋大学の大学院重点化にともない、名古屋大学医学部第一外科学教室は、名古屋大学大学院医学系研究科病態外科学講座器官調節外科学(旧腫瘍研究室)と同血管外科学(旧血管外科研究室)の2つの専門分野からなる第一外科ユニットになりました。現在では腫瘍外科学と血管外科学の2つの専門分野に名称を変更し、血管外科学では2002年4月に古森公浩教授を初代教授とし、日本ではじめて血管外科単独教室として発足し、2022年8月に坂野比呂志教授が就任し、現在の体制となっています。名古屋大学外科系診療講座では、我々血管外科を含め、心臓外科、呼吸器外科、小児外科、消化器外科、腫瘍外科、移植外科、乳腺・内分泌外科の8医局を合わせた合同説明会(通称、名大外科ナビ)を外科系希望の研修医および5・6年学生、入局予定者、新規入局者向けに年1回行っています。

専門医取得までの流れ

卒後はマッチングを受けて名古屋大学医学部附属病院あるいは関連病院で初期研修を行います。初期研修が終了する頃までに血管外科に入局して頂き、我々の教育体制に組み込まれます。一方、卒後3年目(後期研修)から5年目にかけ、外科系各科の関連施設を共有し専門研修を受け、外科専門医に必要な症例数を経験します。心臓血管外科専門医を取得するために必要な心臓血管外科修練の開始時期は、外科専門研修の途中あるいは外科専門研修終了後となります。通常6年目に帰局し、大学院入試を受け、血管外科医としての進路が決定します。その後しばらくの間手術・病棟業務を行い、その後基礎研究あるいは臨床研究を行います。研究終了後は大学病院又は血管症例の豊富な関連病院で修練を積みながら、心臓血管外科専門医を取得します。心臓血管外科専門医の取得時期は修練開始をいつ始めるかによりますが、卒後4年目から開始した場合、最短で卒後7年目のうちに取得可能です。大学の臨床においては若いうちから執刀の機会を与える方針としており、希望があれば国内留学や海外留学についても柔軟に個別に対応しています。

心臓血管外科専門医プログラム

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